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2026.10.08

トヨタ、新型燃料電池バス「SORA」発売 航続300km超を実現

トヨタ、新型燃料電池バス「SORA」発売 航続300km超を実現

トヨタ自動車株式会社は、2026年10月5日、いすゞ自動車株式会社と共同開発した新型燃料電池路線バス「SORA」を発売した。いすゞが開発したバッテリー式電気バス(BEV)のフルフラット車体をベースに、トヨタの燃料電池(FC)システムを組み合わせた次世代モデルで、環境性能や安全性、利用者の利便性を向上させた。

新型SORAは、燃料電池と大容量バッテリーを効率的に使い分けることで燃費を改善し、従来モデルから航続距離を約100km延長して300km以上を実現した。小型化しながら出力と耐久性を高めた商用車向けFCスタックと、新開発の大型水素タンクを採用。システム全体を車両の屋根上に集約することで、バス事業者のメンテナンス性も高めている。

安全面では、運転者の状態を監視するドライバーステータスモニターと連動したドライバー異常時対応システムを搭載した。運転者に異常が生じた場合には車両を減速・停止させ、停車後は自動でパーキングブレーキを作動させる。また、車両前方の歩行者や自転車を検知して運転者に知らせる「フロントブラインドスポットモニター」も備え、事故の防止を支援する。

車内は前方から後方まで段差のないフルフラットフロアとし、高齢者や車いす、ベビーカーの利用者が移動しやすい空間を確保した。車いすの固定作業を簡単にするワンタッチ固定装置もオプション設定し、2027年4月頃から受け付ける予定だ。座席配置などが異なる都市型と郊外型の計4車型を用意し、路線ごとの運行ニーズに対応する。

水素の満充填にかかる時間は約10分で、今後、対応する水素ステーションが整備されれば、充填時間を約半分に短縮できる。外部給電器を接続すれば、災害時の非常用電源としても活用可能だ。トヨタは行政や交通事業者との連携を進め、公共交通分野での水素モビリティの普及を目指す。

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