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2026.09.07

自動運転の安全性 保険データ活用で高度化 NTTモビリティ あいおいニッセイ同和損保

自動運転の安全性 保険データ活用で高度化  NTTモビリティ あいおいニッセイ同和損保

NTTモビリティとあいおいニッセイ同和損保は、東京都武蔵野市の自動運転実証フィールドにおいて、2026年9月から自動運転の安全性評価を高度化するための共同実証を開始する。NTTモビリティが運行する自動運転車両の走行データに、あいおいニッセイ同和損保がテレマティクス自動車保険で培った運転挙動の分析ノウハウを掛け合わせることで、自動運転特有の走行特性や交通環境に潜む危険性を可視化し、安全性・社会受容性の向上を目指す取り組みだ。

背景には、運転手不足や高齢化が進むなか地域交通の課題解決策として自動運転への期待が高まっている一方、日本政府が2027年度に全国100か所以上での「レベル4」自動運転実装、2030年度には自動運転車両1万台普及という目標を掲げていることがある。本格的な社会実装には、有能で注意深い人間ドライバーと同等以上の安全性を客観的データで示す評価手法の確立が国際的にも求められており、今回の実証はこの課題に応える狙いがある。

実証エリアは武蔵野市役所から吉祥寺駅周辺で、期間は2026年9月から2027年3月まで。使用車両はトヨタ自動車の「e-Palette」をベースに改造したもので、NTTモビリティが実施する「レベル2」自動運転実証にあいおいニッセイ同和損保のテレマティクスデバイスを搭載し、走行データを収集・分析する。両社のデータを比較することで、自動運転システム単独では把握しづらかったリスクを浮かび上がらせる点が技術的な特徴だ。

役割分担としては、NTTモビリティが実証の企画・運営、車両の提供・運行管理、分析結果に基づくシステムや運行管理の改善検討を担う。あいおいニッセイ同和損保は走行データの収集、テレマティクスデータとの比較による安全性検証と改善点の抽出、自動運転特有のリスク分析と防止策の検討を担当する。保険会社が持つ事故予防の知見を自動運転の安全性評価に応用する点が、この実証の独自性といえる。

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