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2026.08.31

志摩市で踏切横断時の自動運転実証

志摩市で踏切横断時の自動運転実証

NTT西日本株式会社 三重支店、株式会社マクニカ、株式会社京三製作所の3社によるコンソーシアムは、三重県志摩市で、通信システムと路側インフラを活用して自動運転車両の踏切横断を制御する実証事業に着手した。総務省の「地域社会DX推進パッケージ事業(自動運転レベル4検証タイプ)」に採択された取り組みで、志摩市や近鉄グループホールディングス株式会社、株式会社近鉄・都ホテルズと連携する。

志摩市では人口減少や高齢化を背景に、持続可能な地域公共交通の確保が課題となっている。観光地として市内周遊を支える二次交通の充実も求められるなか、自動運転による新たな移動サービスの実装に向け、車両が踏切を安全に横断するための仕組みを検証する。

実証では、踏切の開閉情報に加え、横断先に車両が進入できるスペースがあるかどうかや、隣接する踏切の情報を自動運転車両へリアルタイムで連携する。これらの情報をもとに車両の停止・発進を制御し、踏切通過時の安全性や、複数の踏切を円滑に通過する仕組みの有効性を確かめる。

実証走行は2026年11月10日から30日までを予定し、志摩観光ホテルから近鉄賢島駅、志摩市観光駐車場を結ぶ片道約1.6kmのルートで実施する。車両にはNavya Mobility製の自動運転EVバス「EVO3」を使用する予定だ。NTT西日本が実証運行や通信システムの信頼性評価などを担い、マクニカが車両の提供・保守・運用、京三製作所が踏切情報連携設備や路側インフラ設備の構築を担当する。

3社は実証を通じて、踏切横断時の安全性向上に関する知見を蓄積し、レベル4自動運転の社会実装に向けた技術的課題の解決を目指す。踏切情報を活用した横断制御や鉄道事業者の設備と連携する協調型インフラの知見を今後の自動運転サービスに生かし、地域公共交通の維持・確保や観光客の周遊利便性向上につなげる考えだ。

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