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2026.06.09

newmoが経産省・NEDO「GENIAC」第4期に採択 自動運転AI基盤モデルを開発

newmoが経産省・NEDO「GENIAC」第4期に採択 自動運転AI基盤モデルを開発

モビリティスタートアップであるnewmo株式会社は、経済産業省および国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が推進する生成AI開発強化事業「GENIAC」の第4期に採択された。日本国内の複雑な交通環境に対応できる、独自構造の自動運転AI基盤モデルの研究開発を本格化させる。

開発するAIは、高度な状況判断を行う「Slowモデル」と、リアルタイムの車両制御を担う「Fastモデル」を非同期で連携させる独自の2層構造アーキテクチャが特徴だ。Slowモデルは、画像と言語を組み合わせたAIであるVLM(Vision-Language Model)をベースに、歩行者や他車両の意図など複雑な路辺状況の意味理解を担当する。一方のFastモデルは、鳥瞰図的な空間認識(BEV)を基に行動生成を高頻度で処理し、車載GPUで動作する軽量設計によって通信インフラが不十分な環境でも安定した安全走行を可能にする。

今回の取り組みにおける最大の強みは、開発されたAIモデルを速やかに実用化できる強力な事業基盤にある。同社はすでに東京、大阪、神奈川、沖縄でタクシー事業を展開しており、実際の車両や乗務員、営業所といった有形のインフラを自社で保有している。この現場の基盤を活かし、開発成果の速やかな社会実装へとつなげる方針だ。

今後の展開として、まずは日本固有の交通環境を反映した独自のデータセット構築や、2つのAIモデルの連携・軽量化を進める。その後、公開ベンチマークや限定エリアでの公道実証実験などを経て、段階的に評価を行う予定である。事業期間は1年間を想定しており、将来的には2028年のレベル4自動運転タクシーの商用化実現を見据えている。

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