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2026.06.05

東レとT2が自動運転トラックの商用運行開始 化学品の高速幹線輸送

東レとT2が自動運転トラックの商用運行開始 化学品の高速幹線輸送

大手素材メーカーの東レは、自動運転システムを開発するスタートアップ企業のT2と協力し、自動運転トラックによる石油化学品の定期商用運行を2026年6月4日より開始した。物流業界における「2024年問題」やドライバーの高齢化、将来的な輸送能力不足によるサプライチェーンの停滞に対応することが目的だ。

今回の商用運行は、東レの千葉工場から大阪府の物流拠点までの約520kmの区間を対象としている。そのうち、神奈川県の綾瀬スマートインターチェンジから大阪府の茨木千提寺インターチェンジまでの約440kmの高速道路区間において、ドライバーの監視を前提としたレベル2自動運転システムが活用される。

輸送されるのは、電気製品や自動車部品など幅広い産業を支える重要原料のABS樹脂「トヨラック」だ。本取り組みに先立ち、2025年9月から2026年3月にかけて4回にわたる運行実証が行われ、既存の輸送と同等の安全性と品質を担保できることが確認されたため、今回の本格的な商用運行へと至った。

また、本サービスは持続可能な物流の実現に向けて環境負荷の低減も追求している。実証実験に引き続き、軽油にバイオディーゼル燃料を混入した「B5軽油」や、CO2排出量を実質的に100%削減できる次世代の「リニューアブルディーゼル燃料」といった低炭素燃料が実際の運行でも利用される。

今後は、特定の条件下でシステムがすべての運転操作を行うレベル4自動運転トラックを用いた幹線輸送サービスの実現を見据えている。

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