MaaS関連News
2026.06.04
ヒースロー空港でWHILL自動運転実証

近距離モビリティ・ソリューションの開発を手掛けるWHILL株式会社は、英国の主要なハブ空港であるヒースロー空港の第3ターミナルにおいて、自動運転サービスの実証を開始した。今回の取り組みは、英国最大手の旅客支援サービス企業であるABM社との連携によって実現したものである。世界的な高齢化や旺盛な旅行需要に伴い、アクセシビリティ環境の迅速な整備が求められる中、従来の移動支援サービスをロボット化・DX化することで、課題解決を目指す。
導入される自動運転サービスは、事前に登録された地図情報と高性能なセンサー群を組み合わせ、空港内の目的地まで自動で走行する仕組みだ。利用者が降車した後は、無人走行によって元の場所へ自動的に返却される機能を備えている。主な対象は、年齢や身体の状況により移動のサポートを必要とする旅客であり、手元のタッチパネルで目的地を選ぶだけで、安全かつ容易にターミナル内を移動することが可能となる。
この自動運転サービスはすでに国内外の主要空港を中心に世界26拠点で運用されており、累計の利用回数は100万回を超えている。背景には、限られた人的資源のなかで高齢者や障害者などの移動を支援する「PRMサービス」への需要が世界規模で高まっている点がある。自動運転の導入により、これまで手動で行われていた車椅子の回収や返却に伴うスタッフの身体的負担と作業工数を大幅に削減し、現場の省力化に貢献する。
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