MaaS関連News

2026.05.08

国内最長・最速のレベル4自動運転 気仙沼線BRT

国内最長・最速のレベル4自動運転 気仙沼線BRT

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、グループ経営ビジョン「勇翔2034」のもと、最先端技術を活用した「技術サービス企業グループ」への変革を加速させている。その中核的な取り組みとして、2026年5月から気仙沼線BRT(バス・ラピッド・トランジット)の専用道区間において、自動運転レベル4による走行を開始する。2018年度から積み重ねてきた実証試験を経て、ついに運転士の監視や介入を必要としない高度な自動運転が営業路線で実現する。

今回の自動運転レベル4走行は、柳津駅から水尻川アプローチ(AP)間の専用道約15.5kmを対象に行われる。最高速度は約60km/hに達し、バスによるレベル4の自動運転としては国内最長かつ最速の事例となる。東北地方で初めて特定自動運行許可等の認可を取得したことで可能となった。運行は5月29日から7月4日までの毎週金・土曜日に、通常の営業運転とは異なる形態で実施される。

専用道内に約2m間隔で埋設された「磁気マーカ」と車両側のセンサによるシステムは、GPSなどの衛星測位(GNSS)が不安定なトンネル内でも安定した走行を可能にする。さらにRFID付磁気マーカを併用することで、車両がルート上のどの地点にいるかを瞬時に把握。これにより、時速60kmという高速域でも高精度な自動運転と高い安全性を両立させている。

事前応募制となっており、柳津駅を発着する往復コースで自動運転バスの滑らかな走行を体感できる。JR東日本は、過去の試乗会で寄せられた高い期待に応える形で、この技術の社会実装を推進している。単なる技術展示ではなく、実際の公共交通の現場に導入することで、将来的な持続可能かつ利便性の高い移動手段の確立を目指す。

今後の展開として、2028年度までには水尻川APから志津川駅間の一般道区間においても、レベル4の自動運転走行を目指す計画だ。

詳しくはこちら

MaaSに関する最新ニュースをお届け

メルマガ登録 TOP
PAGE TOP