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2026.04.07

住友化学とT2が自動運転トラックによる商用運行を開始

住友化学とT2が自動運転トラックによる商用運行を開始

住友化学、住化ロジスティクス、および自動運転技術の開発を手掛ける株式会社T2の3社は、2026年4月6日より、自動運転トラックを用いた化学品の商用運行を開始した。国内の化学業界において、自動運転トラックを定期的な輸送業務に活用するのは初の試みとなる。

運行区間は、千葉県袖ケ浦市にある住友化学グループの物流拠点から、大阪府の中継拠点までの約520kmに及ぶ。このうち、東名高速道路の綾瀬SIC(神奈川県)から京滋バイパスの久御山JCT(京都府)までの約420kmが、レベル2自動運転システムによる走行区間に設定されている。主な積載物は、プラスチック製品の原料となる合成樹脂などの化学品である。

今回の商用化は、2025年7月から約9カ月間にわたって実施された計5回の実証走行の結果を踏まえたものだ。関東・関西間の高速道路を用いた検証により、T2が開発した自動運転トラックが、従来の有人運転による運行と同等の輸送品質と安全性を確保できることが証明された。

環境負荷の低減に向けた取り組みとして、本運行では「リニューアブルディーゼル」を採用している。これは、食料廃棄物や廃食用油を原料とした次世代の軽油代替燃料であり、従来の軽油と比較してCO2排出量を実質100%削減することが可能だ。

現在はドライバーが運転を監視する「レベル2」での運用だが、今後はさらなる高度化を目指す。3社は、T2が2027年度に実現を掲げる「レベル4」自動運転(特定の条件下における完全自動運転)トラックによる幹線輸送サービスの開始に向け、連携を強化していく方針だ。これにより、長距離輸送のさらなる効率化と省人化が期待される。

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