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2026.03.02

SkyDrive、東京初の空飛ぶクルマのデモフライト成功

SkyDrive、東京初の空飛ぶクルマのデモフライト成功

空飛ぶクルマの開発企業である株式会社SkyDriveは、東京都、総合不動産会社の三菱地所、商社の兼松と連携し、東京ビッグサイトで空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」のデモフライトを行った。SkyDriveが東京都内で実機を飛行させるのは初めてで、都市部での運用を想定した実証として、2025年の大阪・関西万博で使用した機体と同型機を用いた。

今回のデモフライトでは、東京ビッグサイト東棟屋外臨時駐車場を離着陸地点とし、限られた敷地から海上へ向けて飛行する様子を一般に披露した。ビル屋上や狭小地に設けるバーティポート(離着陸場)でも安全に離着陸できることを示すねらいがあり、都市部で大規模な離発着場を整備しにくい状況でも、多数のポートを分散配置することで、Door to Doorに近い移動体験に近づけられる可能性を示した。

SkyDriveは、駐車場のような身近な場所で離着陸できたことにより、将来的には都市の屋上ポートに加え、大型ショッピングモールの駐車場や駅前広場などにもポートを設置できると見込んでいる。

今回飛行したマルチローター型の空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SD-05型)」は、高度な制御技術にもとづく小回り性能と、固定翼を持つ機体と比べてコンパクトな機体サイズが特徴だ。必要とするポート面積を小さくできるため、東京都内に約70カ所存在するビル屋上ヘリポート(多くが15~20m四方)でも運用が可能となり得るとし、都心部での社会実装に適した機体だと位置付けている。

東京都は、交通渋滞の回避や迅速な物資輸送などを通じて、人とモノの移動を変革し、生活の質や都市の魅力向上につなげることを目的に、空飛ぶクルマの社会実装ロードマップを策定している。東京都、三菱地所、兼松の3者は2022年から、都内での早期事業化をめざし、新丸ビル屋上と臨海部を結ぶルートでヘリコプターを使った移動体験検証を進めており、その中で移動時間自体は従来の3分の1未満に短縮できる一方、搭乗プロセスやポートアクセスなど前後工程の時間短縮と、眺望や遊覧ニーズへの対応、駅やオフィス街などアクセス性の高い場所へのポート設置が重要だという知見を得ている。

4年目となる2025年からは、このプロジェクトにSkyDriveが加わり、実際の機体とポートを使った搭乗フローの検証に取り組んでいる。今回のデモでは、英Skyports社の協力のもと、顔認証などを活用したチェックインや保安検査といった旅客動線をモニターが体験し、運用面の課題をより深く洗い出すことを目的としている。

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