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2026.02.26

物流EVトラックの電力コストを最適化する実証を大阪で開始 REXEV ロジスティード

物流EVトラックの電力コストを最適化する実証を大阪で開始  REXEV ロジスティード

REXEVと総合物流企業のロジスティードは、物流現場におけるEVトラックの電動化を進めるため、エネルギーマネジメントの実証実験を開始した。

大阪市内の流通業向け配送センターで2026年2月から2027年3月まで実施し、車両運行と電力利用を一体で最適化することで、ディーゼル車と同等の配送品質を維持しながら運用コストとCO2排出の低減をねらう。

物流分野は国内CO2排出量の約2割を占め、トラック輸送のエネルギー消費の大きさに加え、ドライバー不足や時間外労働規制に伴う「物流の2024年問題」が深刻化している。こうした環境負荷と労働制約の両課題に対し、EVトラックと高度なエネルギーマネジメントを組み合わせ、輸送効率向上と脱炭素化を同時に実現できるモデルの構築が本実証の狙いだ。

ロジスティードは、長年蓄積してきた輸配送オペレーションの知見を活かし、EVトラックを実際の輸配送に投入しながら、ディーゼル車と同等の配送品質が確保できるかを検証する。その過程で、EV特有の運用上の課題を洗い出し、現場で導入しやすい運行・運用ルールの整理につなげる。

エネルギーテック企業のREXEVは、EVをエネルギーリソースとして活用するエネルギーマネジメント技術を用い、充電に関わる電力料金の最小化に取り組む。具体的には、ピーク電力の監視・制御による基本料金の抑制、運行計画と電力市場価格を連動させた最適な充電制御による従量料金の低減、さらに配送時間外のEVトラックの蓄電池を活かし、容量市場や需給調整市場への参加可能性と収益性を検証する。

本実証では、EVトラックの充電に急速充電器を用い、エネルギーマネジメントシステムと連携させた制御を実施する。急速充電器との接続には、充電器メーカーに依存しない国際標準通信プロトコルであるOCPP(Open Charge Point Protocol)を採用し、運行計画、電池残量、ピーク電力、電力市場連動プランといった要素を踏まえた高度な充電制御の実証を行う。

REXEVとロジスティードに加え、連携パートナーとして参画する三菱商事は、エネルギー・車両・運行それぞれのデータを多角的に分析し、経済性と運用性の両面からEVトラック導入モデルを検証する。3社は、こうしたデータ分析と現場検証を通じて、物流現場で実装可能なEVトラックの導入・運用モデルを確立し、物流分野の電動化と脱炭素化を加速させていく方針だ。

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