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2026.02.09

自動運転セミトレーラー、初の公道実証 オリックス自動車、センコー、ロボトラック

 自動運転セミトレーラー、初の公道実証 オリックス自動車、センコー、ロボトラック

オリックス自動車、センコー、ロボトラックの3社で構成される「L4物流自動運転トレーラー推進協議会」は、国土交通省による「自動運転トラックによる幹線輸送の社会実装に向けた実証事業」の採択を受け、セミトレーラー型自動運転トラックを活用した初の公道実証走行を2月10日より開始する。実証走行はセンコーが中継輸送を目的として展開する拠点「TSUNAGU STATION 浜松」と「TSUNAGU STATION 新富士」間で実施され、新東名高速道路 新富士ICから浜松SAスマートICまでの区間を走行する。なお、ドライバーが乗車し運転操作に即時に介入可能な条件下で実施される。

本協議会では各社がそれぞれの強みを生かした役割分担を行っている。ロボトラックが自動運転セミトレーラーの技術開発を担い、オリックス自動車は多様な自動車関連事業で培ったサービス開発の知見を生かした事業検討とプロジェクト推進を行い、センコーは実物流フィールドの提供と実証用トレーラー貸与を通じて、自動運転セミトレーラーの社会実装を目指している。セミトレーラーの自動運転においては、車両全長や連結構造に由来する操舵の複雑性、車線変更時における安定制御など技術的なハードルが高いとされているが、ロボトラックは独自のAIアルゴリズムおよびテクノロジーを活用してこれらの課題に対応している。

今回使用するセミトレーラーは、一般的なバン型トラックと比較して積載量が増加することに加え、トラクタ(牽引車)とトレーラー(荷台)を分離して運用できる点が特徴だ。トレーラーのみを物流拠点で交換することで、積載貨物の積み込み・荷下ろし作業時間を走行から分離できるため、トラクタはすぐに次の輸送へ移ることができる。さらに、自動運転と組み合わせることでドライバー不足による物流現場の停滞も解消できるため、トラクタの稼働率向上と物流オペレーション全体のさらなる効率化が見込まれる。

今回の公道実証走行では、高速道路上における安全かつ安定的な無人走行技術の確立を主な目的とし、発着地として設定する「TSUNAGU STATION」では中継輸送を想定したトレーラー交換による物流効率化の検証を行う。オリックス自動車およびセンコーは、実際の物流オペレーションを想定した検証を通じて、自動運転セミトレーラーの社会実装に向けた検討を進めてきた。

トラックドライバーの時間外労働規制の強化により、人手不足や輸送能力の低下といった「物流の2024年問題」が深刻化するなか、自動運転技術は物流業界が抱える労働課題を克服する有力な手段の一つとして期待されている。3社は実証結果を踏まえながら、今後は関東~中部、さらには関東~関西へと実証区間の段階的な拡大を目指し、有人区間と無人区間を組み合わせた運行モデルおよびセミトレーラーを活用した中継輸送の有効性を検証し、自動運転トレーラーの早期の社会実装ならびに商用運行の実現に向けて共同で取り組みを加速する。

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