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2026.02.06
徳島県鳴門市でタクシー自動運転実証運行

徳島県、NEC、電脳交通、きんときタクシーは、徳島県鳴門市西部を中心とするエリアで自動運転タクシーの実証運行を2026年2月6日から3月31日まで実施する。運行は自動運転レベル2で行われ、ドライバーが車両に乗車して常に手動への切り替えが可能な状態を維持する。将来的には徳島県内における自動運転レベル4、つまり限定領域で運転操作のすべてを自動運転装置が代替する状態での導入を目指す。
本実証は、NECの自動運転サービスプラットフォームと電脳交通が提供する配車システム「DS」を連携させた、ハイブリッド型の運行管理モデルが特徴。通常のタクシーと自動運転タクシーを同一の配車センターで統合的に管理できる、日本でも先進的なオペレーション体制を実現した。自動運転車両が加わっても既存の業務プロセスを大きく変えることなく、限られた人員でも効率的な業務遂行が可能となる。
使用車両は韓国の現代自動車「IONIQ5」で、同社研究所出身のエンジニアが創業したAutonomous A2Z社の自動運転機器を搭載している。A2Zは韓国内の自動運転許可地区17地域のうち15地域で累計約90万キロを超える実証走行を達成し、米国コンサルティンググループのガイドハウス社による2025年グローバル自動運転技術ランキングで世界7位にランクインするなど、国際的に高い評価を受けている。日本国内でA2Zの技術を用いた実証実験は本実証が初めての取り組みとなる。
配車オペレーションでは、利用者は通常のタクシーと同様に電話で配車を依頼でき、電脳交通が運営するタクシー配車に特化したコミュニケーションセンターが電話注文の受付を担う。受け付けた配車情報はシステムを通じて自動運転車両へ伝達され、スムーズな運行を実現する。この仕組みは特許出願中で、既存の配車業務に自然に組み込める点が利用者と事業者双方にメリットをもたらす。
安全性の確保および将来的な運行形態の高度化を見据え、コミュニケーションセンター内に設置した自動運転遠隔監視センターにおいて、車両の走行状況や異常の有無をモニタリングする。本実証運行は自動運転レベル2で実施しており、遠隔監視は運行上の必須要件ではないが、将来的にドライバーが乗車しない自動運転レベル4での自動運転が広まることを見据え、運行状況を遠隔で支援できる体制の構築を目指し、その有効性や運用方法について検証を行う。
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