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2026.01.07
新千歳空港に「配車アプリのりば」を設置 冬のタクシー不足解消へ実証開始

北海道内7空港を運営する北海道エアポート株式会社は、新千歳空港でタクシー配車アプリを活用した実証実験を2026年1月15日から3月31日まで実施する。国内線2か所と国際線1か所の計3か所に「配車アプリのりば」を新設し、空港利用者がDiDi、GO、Uberの3つの配車アプリでタクシーを呼べる環境を整える。
実証の背景には、冬季に新千歳空港を利用する訪日外国人旅行者数が2025年を大きく上回る見込みである一方、繁忙期にタクシー不足が顕在化している状況がある。さらに、公正取引委員会が配車アプリに関する実態調査報告で「場所的制約があっても円滑にアプリ配車タクシー等に乗車できるよう措置を講じるべき」と提言しており、同社はこうした課題と提言に応える形で実証に踏み切った。
実証では、新千歳空港の既存タクシープールに加え、札幌地区などから乗り入れるタクシー向けに第2タクシープールを設け、一時待機場所として機能させる。これにより、千歳地区ハイヤー事業協同組合所属車両だけでなく、札幌地区など他エリアのタクシー事業者も配車アプリ経由で空港発の乗車を受けられるようになり、タクシー供給の裾野を広げる狙いがある。
タクシー配車アプリ3社が持つ高度な配車ロジックを活用することで、利用者は空港の「配車アプリのりば」から、より早くタクシーに乗れるようになることが期待されている。国内線のりば10A・18A、国際線のりば81Aに専用のりばを明示的に設定することで、訪日客を含む利用者が迷わず乗車場所を特定できる導線設計となっている点も特徴だ。
北海道エアポートは、実証期間中に取得する配車データや待ち時間、利用状況などを分析し、タクシー不足の実態や課題を可視化したうえで、今後の対策検討につなげる方針だ。なお、「配車アプリのりば」は実証終了後も継続運用する予定であり、位置や運用方法については検証結果に応じて見直しを行いながら、空港サービスとしての定着を目指すとしている。
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