MaaS関連News

2025.12.23

ティアフォー、台湾Turing Driveに出資 閉鎖空間自動運転をアジア展開

ティアフォー、台湾Turing Driveに出資 閉鎖空間自動運転をアジア展開

自動運転ソフトウェアのオープンソース「Autoware」を主導する株式会社ティアフォーは、閉鎖空間や低速領域向け自動運転システムを開発する台湾スタートアップTuring Drive Inc.に出資し、資本業務提携を結んだ。

ティアフォーは「Autoware」を基盤とした拡張型自動運転プラットフォーム「Pilot.Auto」を提供し、工場内無人搬送や自治体バス、ロボットタクシー、高速道路トラックなど多様なシーンで実用化を進めている。一方、Turing Driveは2024年9月にAutoware Foundationに加盟し、同ソフトを活用したシステム開発を強化、特に空港・工場・港湾・商業施設などの閉鎖・低速環境で台湾を中心に日本やアジアでプロジェクトを展開している。

今回の提携で、ティアフォーはTuring Driveの閉鎖空間向け技術と運用ノウハウを取り入れながら「Pilot.Auto」の技術開発をさらに加速させるとともに、アジアを含む海外への自動運転事業の展開を強化する。

ティアフォーCEOの加藤真平氏は、両社の知見融合がアジアでの自動運転社会実装を加速させ、安全で持続可能なモビリティ社会を実現するとコメント。Turing DriveのWeilung Chen会長も、台湾での工場物流・港湾コンテナ搬送・空港シャトル実績を活かし、協業で信頼性の高いサービスを社会に届けると述べている。

Turing Driveは特殊車両向けにソフトウェアからハードウェアまでの包括ソリューションを提供し、台湾・日本・米国など6カ国で商用展開中だ。高齢化社会の移動課題解決に寄与する自動運転技術の民主化を、両社が共同で推進する形となる。

詳しくはこちら

MaaSに関する最新ニュースをお届け

メルマガ登録 TOP
PAGE TOP