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2025.12.01

高知市でレベル4自動運転バス実証

高知市でレベル4自動運転バス実証

NTT西日本 高知支店、NTTビジネスソリューションズ(NTT BS)、半導体商社のマクニカの3社は、高知県高知市で「安全かつ効率的なレベル4自動運転に資する通信システム等の検証」を行う実証実験の日程を正式決定した。総務省の「地域社会DX推進パッケージ事業(自動運転レベル4検証タイプ)」に採択された取り組みであり、自動運転バス運行に必要な通信インフラや運行条件をリアルな都市環境で検証する狙いだ。

実証期間は、まず「準備運行」として2025年11月7日から12月11日まで技術検証と運行調整を行い、その後「一般運行」を12月13日から26日まで実施するスケジュールとなっている。一般運行では、実際の利用者が乗車することで、サービスとしての使い勝手や運行品質、アンケートを通じた受容性なども確認する。

使用する車両は、自動運転シャトルを開発するフランスのNavya Mobility社製「EVO(エヴォ)」と、自動運転ソフトウェアを手がけるTierⅣ社の「Minibus(ミニバス)」の2種類だ。

運行ルートは、JR高知駅と大型商業施設のイオンモール高知、基幹医療拠点である高知赤十字病院を結ぶ片道約1.1kmの区間だ。公共交通・商業・医療という日常利用の多い拠点をつなぐことで、将来的なレベル4自動運転バスの実装時に、住民の通院や買い物など日常の移動をどこまで置き換えられるかという観点でも知見が得られると期待される。

一般運行の乗車は無料で、2025年12月3日から専用アプリ「バスきて」による先着順の事前予約制となる。実証開始にあたっては、2025年12月13日にJR高知駅構内で関係者・報道関係者向けの走行式を開催し、自動運転車両のデモ走行や関係者挨拶を行う予定だ。

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