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2025.11.21

アブダビで空飛ぶクルマ実装目指す SkyDriveと政府機関が戦略提携

アブダビで空飛ぶクルマ実装目指す SkyDriveと政府機関が戦略提携

SkyDriveは、アラブ首長国連邦アブダビ首長国の交通を統括する政府機関Integrated Transport Centre(ITC)と、空飛ぶクルマ「SKYDRIVE(SkyDrive式SD-05型)」を新たな交通手段として導入するための覚書を結んだ。この提携により、空の移動を日常の足として活用するモビリティ構想が、中東の成長都市アブダビで具体的な検討段階に入ることになる。

アブダビ政府は、空飛ぶクルマを未来のモビリティ戦略の中核と位置づけ、世界に先駆けて商用運航の実現を目指している。ITC主導のもとでインフラ整備や規制対応、実現可能性調査を進めることで、空と地上を統合した次世代交通システムの構築を急ぐ方針だ。これにより、住民やビジネス、観光客が新しい移動手段を選べる環境づくりが加速すると期待される。

SkyDriveとアブダビ側は、今後アブダビで開発中機体「SKYDRIVE(SD-05型)」の社会実装に向け、エコシステムづくりに取り組む。具体的には、離着陸場やバーティポートの整備、充電インフラの開発、事業化に向けた市場・運航面の調査などを共同で進め、空飛ぶクルマを持続可能な都市交通の一部として根付かせることを目指す。

SkyDriveの福澤知浩CEOは、空飛ぶクルマの商用化に向けたインフラや規制整備を先進的に進めるアブダビと組めることを「目標実現への重要な一歩」と位置づけている。住民や来訪者に対し、革新的で環境負荷の少ない移動体験を提供することで、「日常の移動に空を活用する」というビジョンを具体化していく考えだ。

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