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2025.11.20
川崎市に多機能モビリティハブ 情報発信と交通結節を融合

株式会社アットヨコハマは川崎市と連携し、2025年11月25日から2026年2月28日まで、橘公園内で「MobiSt. 川崎・橘公園」の社会実証実験を実施する。
実証実験では、AIを活用したオンデマンド交通「チョイソコかわさき」を筆頭に、川崎市バス、電動シェアサイクルのHELLO CYCLING、電動キックボードのLUUP、トヨタシェアのカーシェアといった5種類のモビリティサービスを一つのハブに集約する。これにより、利用者は目的や距離に応じて最適な移動手段を柔軟に選択でき、地域交通の利便性と回遊性を高める狙いだ。
モビリティの配置に加え、観光WEBサイト「アットヨコハマ」と連動したデジタルサイネージを設置し、地域情報やイベント告知、路線バスの運行状況などをリアルタイムで発信する。移動する手段だけでなく、移動する目的を訴求する機能を併設することで、まちの賑わい創出と利用者の行動変容を促す仕組みだ。
ハブには屋外電気ストーブやWi-Fi、モバイル充電設備を備えた滞在空間も整備される。24時間利用可能なモビリティサービスと、10時から18時まで利用できる憩いのスペースを組み合わせ、誰もが快適に利用できる環境を実現する。また、モビリティサービス間の乗り換えを促すクーポン施策も導入し、複数のサービス活用を後押しする。
12月から2月にかけて、モビリティをテーマにした主催イベントや試乗会を開催し、市民が多様なモビリティに触れる機会を創出する。橘公園で開催される地域イベントとも連携し、モビリティハブを地域のハブへと育てる計画だ。横浜市立大学との産学連携により、モビリティデータやアンケートデータの分析も実施され、サービスの有用性を検証する。
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