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2025.11.14
アイサンが自動運転バス遠隔支援拠点、名古屋駅直結に開設

アイサンテクノロジーは、12月1日に名古屋駅直結の大名古屋ビルヂング内に「オートドライブリモートセンター」を開設する。全国で進む自動運転バスの実運行を支える遠隔監視拠点として、複数地域での運行をリアルタイムに支援し、自動運転の社会実装を現場から後押しする。スタッフ4〜5名体制で、遠隔監視用システムを備えた専用施設を整備する。
本センターでは、走行中の自動運転車両の内外カメラ映像やシステム状態をリアルタイムに監視し、異常検知時には迅速に現地対応を支援する。運行ダイヤに応じた経路配信やトラブル発生時の問い合わせ対応を行い、安定運行に必要なサポート機能を包括的に提供する。遠隔監視用の専用モニターとパソコンを配備し、複数の自動運転車両を同時に監視できる体制を構築する。
自動運転の社会実装が全国で進む中、運行の安定性・安全性を確保するためには、現地と連携した遠隔支援体制の構築が不可欠となっている。アイサンテクノロジーはこれまでの自動運転実証で培った技術と運行支援のノウハウを活かし、本センターを通じて全国の自治体・交通事業者の現場課題をサポートする。名古屋駅直結という立地を活かし、視察対応が可能なショールーム的機能も備えており、レベル4運行時代を見据えた運用支援のハブとして機能する。
今後は遠隔支援の仕組みを他地域にも広げ、各地の自動運転プロジェクトと連携しながら、安全かつ持続可能な運行支援モデルの確立を目指す。リモート支援サービスを拡充し、より高度な運行支援プラットフォームとして進化させていく方針だ。中長期的には、全国各地の自動運転車両を統合的に遠隔管理できる体制の構築を目指しており、その先には地域を越えて運行支援を結ぶ「全国ネットワーク型の社会実装支援」を視野に入れている。
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