MaaS関連News
2025.10.14
ヤマト・三菱ふそう・ティアフォー、自動運転セミトレーラーで幹線輸送実証へ

ヤマト運輸、三菱ふそうトラック・バス、ティアフォーの3社は、国土交通省の「自動運転トラックによる幹線輸送の社会実装に向けた実証事業」において、自動運転セミトレーラーを活用した共同実証に取り組む。本実証は、物流業界の効率化と安全性向上を図る目的で実施される。
実証では、三菱ふそうとティアフォーが開発した自動運転機能付きトラクターとヤマトグループのトレーラーを連結した車両を、関東―関西間の幹線輸送ルートで運行する。運用現場に合わせたオペレーションや車両性能・安全性について詳細に検証を実施する。
各社の役割は、ヤマト運輸が「レベル2+」の部分運転自動化車両を実際の幹線輸送で運用し、三菱ふそうが自動運転対応トラクター「スーパーグレート」の提供と開発、ティアフォーが自動運転技術全般を担当する。
検証内容には、車両の性能や安全性、実業務を想定した物流拠点での運用、走行時データの取得、遠隔管理時のオペレーション評価などが含まれる。
実証期間は2026年1月から2月が予定されており、本取り組みで得られた知見は将来の技術進化に活用される。最終的には「レベル4」の高度自動運転セミトレーラーによる実用化と、より柔軟で効率的な幹線輸送サービスの拡大が期待される。
MaaSに関する最新ニュースをお届け