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2025.08.26
免許不要・安心安全な歩行領域モビリティ発売 ダイハツ

ダイハツ工業は、歩行領域向け新モビリティ「e-SNEAKER」を全国で販売開始した。この製品は、免許不要で利用でき、日常の近距離移動を快適にすることをコンセプトに開発された。公共交通の減便や高齢者の免許返納が進む中、自由な外出を支える新たな選択肢として注目されそうだ。
e-SNEAKERは、自転車とほぼ同じ目線となる設計を持ち、周囲に圧迫感を与えないコンパクトなボディを実現している。シート高は利用者の体格や好みに合わせて三段階で調整可能で、アームサポート付きの座席構造も採用されている。
安全面では、大径エアータイヤと四輪構造による高い安定性を備え、最大7.5cmの段差や10cmの溝も乗り越えることができる。坂道や旋回時の速度抑制や、傾斜検知による警告機能など、利用者が安心して操作できる各種サポート機能も充実している。
操作はシンプルな3ステップで開始できるほか、軽量バッテリーは脱着式で保管や充電が容易だ。一般家庭のコンセントで約2.5時間でフル充電でき、最大12kmの連続走行が可能となっている。最高速度は6段階で調整できるため、利用者の用途に応じた使い分けができる。
オプションとして選べるカラーバリエーションや、12リットルのバスケット、杖ホルダーなどアクセサリーも用意されている。
ダイハツは大阪・関西万博でe-SNEAKERを活用した安全機能の実証も行うなど、今後はテーマパークや施設等への展開も予定している。
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