MaaS関連News
2025.07.29
屋外自動搬送「eve auto」拡大へ 15億円調達で2030年1,000台稼働めざす

静岡県磐田市の自動運転スタートアップ、株式会社eve autonomyは2025年7月、静岡銀行と日本政策金融公庫との協調により、総額15億円の融資枠を獲得した。今回の資金調達は主に工場や物流施設など屋外現場向け無人搬送ソリューション「eve auto(イヴ オート)」のさらなる拡大と、2030年に1,000台の稼働台数を目指す長期成長計画の実現を後押しするものだ。
「eve auto」は2022年11月発表以来、施設内外の複雑な地形や天候変化にも対応可能な自動運転レベル4対応の無人搬送サービスとして展開。事前工事を必要とせず、設置が容易なことから現在までに全国50拠点以上、80台超が導入されており、夜間や悪天候時にも安定した自動搬送を実現している。
主力仕様には、最大牽引重量1,500kg・積載重量300kg・自動運転時最高速度10km/hといった高性能を備え、障害物検知や緊急停止などの安全技術も標準搭載している。加えて、専用のクラウド型フリートマネジメントシステムを活用することで、走行ルートや停留所設定、遠隔監視など柔軟な運用が可能だ。
この革新的なサービスは、ヤマハ発動機の車両技術とティアフォー社の先進的な自動運転ソフトウェアにより実現しており、今後も両者から追加支援を受けつつ、国内外の新規市場開拓や更なる技術開発を進める計画だ。
詳細はこちら
\ MaaSに関する最新ニュースをお届け /