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2025.07.22
特急列車内からタクシーを手配 四国・愛媛の9駅で実証実験開始

JR四国と電脳交通は、特急列車内から降車駅でのタクシーを事前に手配できるサービスの実証実験を8月1日から12月31日まで実施する。昨年度に続く取り組みで、今回は対象駅を拡大した。
このサービスは、岡山・高松と松山間の特急列車(8600系・8000系)で提供される。利用者は車内座席に掲示されたQRコードをスマートフォンで読み込み、必要事項を入力することで、降車駅に到着後すぐタクシーの利用ができる。煩雑な手続きなしに移動手段を確保できることが最大の利点だ。
対象となる駅は、高松、坂出、宇多津、丸亀、多度津、観音寺(香川県)、川之江、伊予三島、今治(いずれも愛媛県)の9駅である。昨年度から新たに高松駅、坂出駅、観音寺駅が追加され、利用エリアが広がった。
電脳交通が開発したタクシー配車システム「DS」を活用している。スマートフォンとQRコードによる簡便な入力と、クラウド型システムによる迅速な配車連携が特長となっており、乗り継ぎ時の待ち時間短縮や利便性向上を実現する。
今回の実証は、国土交通省の令和7年度「日本版MaaS推進・支援事業」にも選定された。また、香川県内では観光の足を確保する実証もあわせて行われている。タクシーと鉄道の連携強化による新たな移動体験の提供、および観光・地域交通の課題解決を目指す。
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