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2025.07.10
遠隔操作アバターロボットで駅案内 JR東が実証試験

東日本旅客鉄道株式会社(JR東日本)とavatarin株式会社は、駅での案内業務にアバターロボット「newme(ニューミー)」を活用する実証試験を2025年7月13日から開始する。今回の試験では、東京都中央区にあるavatarinのオフィスから、福島県内の新白河駅・郡山駅・福島駅の3駅に設置されたロボットを一拠点で遠隔操作する。
この取り組みは、AIとロボット技術を活用し、駅利用者への案内サービスの質向上と、将来的な労働人口減少への対応を目指したものだ。ロボットは指定席券売機の利用案内やきっぷ購入のサポートを行い、利用者の不安解消に寄与する。
アバターロボットによる案内業務の実証は2024年から3回実施されてきたが、今回は初めて一拠点から複数駅を同時に遠隔案内する運用の有効性を検証する。これにより、複数拠点への人的リソース分散を抑えつつ、広域で均質なサービス提供が期待できる。
試験は2025年8月31日まで、毎日9時から18時まで実施される予定だ。今後は検証結果をもとに、案内業務のさらなる改善やサービス拡大の可能性が探られる。
この実証は、JR東日本グループの経営ビジョン「勇翔2034」に掲げるライフスタイル変革(LX)の一環として推進されている。
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