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2025.07.02

道の駅阿蘇でAI駐車場誘導表示導入 

道の駅阿蘇でAI駐車場誘導表示導入 

熊本県阿蘇市の道の駅阿蘇において、ニューラルグループ株式会社と建設技術研究所が共同で、AI画像解析技術を活用した駐車場の満空状況把握ソリューションを導入した。リアルタイムに駐車場の空き状況を解析し、その情報を国道沿いの満空表示灯で来訪者に即時発信するシステムで、阿蘇地域の交通混雑とオーバーツーリズムの解消を目指す。

道の駅阿蘇は阿蘇観光の主要な拠点であり、特に熊本方面からの車両が第一駐車場に集中し、国道57号まで渋滞が波及する問題が顕著だった。一方で、国道を挟んだ第二駐車場は空車が多く、駐車場間の車両分散が課題となっていた。今回のAIシステムは、第一・第二駐車場の満空状況を自動検知し、混雑を避けるための誘導情報を提供することで、交通の円滑化と観光客の利便性向上に貢献する。AI画像解析技術を活用して駐車場の状況をチェックする事例は既にあるが、取得情報を道路の表示灯にタイムリーに表示させる取り組みは全国初となる。

設置されたエッジAIカメラが駐車場の車両数をリアルタイムで解析し、そのデータを基に国道沿いの満空表示灯に反映。来訪者は現地到着前に駐車場の混雑状況を把握でき、空いている駐車場へ適切に誘導されるため、無駄な渋滞や駐車待ち時間の削減が期待される。

このAI駐車場誘導システムの導入は、阿蘇市が推進する地域DX施策の一環でもある。阿蘇市は「阿蘇市地域DX推進協議会」を設立し、市民や企業、教育機関、行政が連携して地域イノベーションを推進している。

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