ベルエナジー株式会社（茨城県）は、電気自動車向けの新たな移動式急速充電ソリューション「MESTA Pro」を発表した。

「MESTA Pro」は、日産リーフe＋のバッテリーを活用し、車両自体がそのまま他のEVへの急速充電車として機能する。この製品は、ブルガリアのAmperneXt社と共同開発した大容量DC入力急速充電器を搭載しており、従来のEV充電車に比べて高出力かつ大容量を実現している。62kWhの大容量バッテリーと最大50kWの出力により、現場での迅速な充電対応が可能となった。

「MESTA Pro」は、自動車メーカーの開発現場や生産工場での仮設充電、テストコースでのバッテリー評価、さらにはロードサービスでの電欠車両への対応にも適している。特に高速道路など危険な現場での充電時間短縮に貢献し、複数台のEVを連続してサポートできる点が大きな特徴だ。

充電車両自体が通常の社用車としても利用できるためコスト削減にもつながる。

今後は「MESTA Pro」の販売・レンタル体制を強化し、2025年6月開催の「BICYCLE-E・MOBILITY CITY EXPO 2025」への出展も予定されている。

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