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2025.05.20
ドローン航路の全国整備へ、ガイドライン策定とOSS公開

経済産業省と情報処理推進機構デジタルアーキテクチャ・デザインセンター(IPA DADC)は、ドローン航路の全国展開に向けて、航路の仕様や規格、運用ガイドライン、全国整備地図を新たに策定した。
今回の取り組みは、人口減少社会でも持続可能なサービス提供を実現するため、デジタルライフライン全国総合整備計画の一環として進められている。ドローン航路普及戦略ワーキンググループには、物流やインフラ点検事業者、運航管理サービス企業、ドローン分野の専門家などが参加。先行導入地域での実績や課題をもとに、運用方法やビジネスモデル、通信環境、国際戦略まで幅広く議論が重ねられた。
ガイドラインは、航路運営者向けと運航事業者向けの2種類が用意され、品質確保や飛行許可申請の簡略化、相互運用性の確保など、利用者・事業者双方の利便性向上を重視している。さらに、航路や離着陸場、システムの技術仕様も明文化され、全国展開の基盤が整った。
ドローン航路システムのソースコードをオープンソースとしてGitHubで公開。これにより、民間事業者はシステムを自由に活用・改良でき、サービスの多様化や地域ごとのニーズに応じたカスタマイズが可能となる。標準化とオープン化の両立で、持続的な技術進化も期待される。
今後は、ガイドラインに対するパブリックコメントを募集し、6月下旬を目途に反映版が公開される予定。
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