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2025.05.16

EV活用で脱炭素と防災力を両立、周防大島町と日産が協定締結

EV活用で脱炭素と防災力を両立、周防大島町と日産が協定締結
山口県大島郡周防大島町と日産自動車、山口日産自動車の3者は、電気自動車(EV)の普及を通じて脱炭素化と防災力強化を目指す連携協定を締結した。協定の背景には、周防大島町が「ゼロカーボンシティ宣言」を掲げ、2050年までにCO2排出量実質ゼロの実現を目指していることがある。町は再生可能エネルギーの活用や資源循環型社会の構築を推進しており、EV充電器の公共施設への設置も進めている。
 
この連携協定は、日産が国内で展開する電動化推進プロジェクト「ブルー・スイッチ」の一環で、EVの普及によるゼロ・エミッション社会の実現やSDGsの達成、地域社会の発展に貢献することを目的とする。周防大島町はこの取り組みに賛同し、協定締結に至った。
 
具体的な取り組みとして、平常時からEVの「走る蓄電池」としての機能や価値を啓発し、町民の環境意識や防災意識の向上を図る。これにより、EVの利用が単なる移動手段にとどまらず、地域のエネルギーインフラの一部として位置づけられる。
 
災害時には、住民や事業者が所有するEVを非常用電源として活用するための協力登録者制度を構築する。また、町内で停電が発生した際には、日産販売会社の店舗に配備されているEVを避難所などの非常用電源として提供する体制も整える。
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