MaaS関連News

2025.04.16

AIオンデマンド交通が金沢市で実証開始、地域移動を効率化

AIオンデマンド交通が金沢市で実証開始、地域移動を効率化

 

SWAT Mobility Japan株式会社は、2025年4月14日から金沢市大野町でAIオンデマンド交通の実証実験を開始した。これは、地域住民の通院や買い物など日常生活に必要な移動手段を確保するため、従来の路線バスを補完する新たな交通サービスとして導入されたものだ。


SWAT Mobilityが独自開発したダイナミック・ルーティング・アルゴリズムを活用したAI運行システムを利用し、ゼンリン社の道路ネットワークデータや機械学習による走行スピード情報を組み合わせることで、効率的な運行と快適な移動体験を実現している。


利用者は、スマートフォンアプリ「すいっとカナザワ」や電話を通じて、利用希望日の1週間前から30分前まで予約が可能だ。アプリなら24時間対応、電話予約も平日8:30~16:00の間で受け付けている。


運行は平日のみで、午前8時30分から午後3時30分まで大野町エリアをカバーする。事業主体は大野町町会連合会。


技術面では、200以上のカスタマイズ可能なパラメーターを調整し、相乗り率や乗車人数の最大化を図っている。さらに、予約成立率や乗車時間の傾向など移動データを継続的に分析し、サービスの質を高めていく。


メルマガ登録 TOP
PAGE TOP